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アクティブ・ラーニング


アクティブ・ラーニングで成績が伸びる

忘却曲線

エビングハウスの忘却曲線では、人間の脳の「忘れるしくみ」を曲線で表しています。
 
覚えたことを、20分後には42%、1時間後には56%、1日後には74%、1か月後には79%を忘れてしまいます。つまり、ただ授業を受けただけで、授業を振り返る復習をしなければ、1日も経たないうちに学習したことの70%以上が頭から抜けてしまいます。

ラーニングピラミッド

 
ラーニング・ピラミッドは、学習の方法を効果(定着率)に応じて並べたものです。「授業を受ける」から「教える」までの、7つの段階からなり、下段にいくほど学習の定着率が高いと考えられています。
  
ただ授業を聞いているだけでは、学習したことの5%しか頭に残りません。しかし、動画の視聴、授業内での議論、議論の中で説明する、授業後の演習、これを繰り返すことで、学習したことを確実に知識として定着させるといわれています。

アクティブ・ラーニングでアウトプット

しかし、授業を聞いて覚えるインプット学習だけでは、まだまだ学習した内容は頭に残りません。人と議論すると定着率は50%、さらに人に教えると90%と高い定着率を獲得できます。この議論や教えるアウトプット学習をすることで、知識は定着します。

また、授業後の復習テストは「忘却曲線」の早期に覚えたことを定着させる、演習プリントで時間が経過後での自分の力を試すことができる、この繰り返しが成績を伸ばします。

アクティブ・ラーニングを用いた授業 事例
 ある日の授業で(看護師国家試験の場合)

 
先生は映像を映したライブネット授業、学生は、チャットやマイクで授業に参加

 
 
先生 :今日は糖尿病について学習をします。糖尿病は進行すると体重減少が起こります。皆さんはどう思います。
 
学生A:糖尿病は体重増加が原因で肥満の人が多いと思っていました、、、が、どうして痩せるのですか。
 
先生:糖尿病になる人の生活習慣を考えると甘いものが好き、お菓子をちょこちょこ食べている。夜、寝る前に食事をする、巨漢な人というイメージがあります。例えば、冬は太るという話がありますが、冬、太るという現象はどうして起こるんでしょうか。
 
学生B:過剰なエネルギー摂取の結果、脂肪が全身につきます。だから、太るんです。
 
先生 :ではこの脂肪の原因は何でしょう。
 
学生B:それは、過剰なエネルギーが体脂肪に変換されたからです。
 
学生C:先生、脂肪っていったい何なんですか。
 
先生 :皆さんは、体重が減少するメカニズムがわかりますか。わかっている人、1番を押してください。
 
   
本日の出席者、 140人中、1を投票した人は 15人でした。
 
 
今から説明することは、看護学生の 1割しか根拠を持って答えられない内容です。では、具体的に進めましょう。
 
先生 :人間の体は過剰なエネルギーを摂ると血液中の血糖値を下げるために、ブドウ糖を内臓脂肪へと変換して体に蓄えます。つまり、糖分を多糖類である物質にかえます。
さて、この多糖類は何でしょう。
 
学生 B:それはグリコーゲンです。
 
先生 :そうだね、江崎グリコのグリコはグリコーゲンから来ています。そのため、グリコの製品の包装紙には、マラソン選手が走っている描写があり、一粒食べれば●メートルと記載されています。
 
学生 D:先生、それ 300メートルですね。
 
学生 A:実習記録を書いているときにグリコを食べるんですけど、まったくきずきませんでした。
 
学生 B :先生がいつも言っている日常生活から学ぶということですね・・・。
 
先生 :そうだね、看護は人間を対象としているので日常生活の中に興味を持つこと。一粒食べれば 300メートルという意味は、一粒のエネルギーが 300メートルに相当するという意味です。
 
授業は続く・・・